データタイルマップ


 データタイルマップは,地図上の面的なデータをインターネットを通じて提供するためのベースとなるフォーマットで,ユーザーの要望に応じて柔軟かつ高速に処理できることを目的としています.通常のWeb地図で利用されている地図画像タイルを数値データに応用したもので,インターラクティブなWeb地図サービスの構築が可能になります.

データタイルマップ-仕様
ver 2.2 ( 2020-01-06 )

 上記の仕様の中では,より具体性を持たせたフォーマットとして,PNGデータタイル,PNG数値タイル,PNGパレットタイルを規定しています.PNGパレットタイルの凡例を表現するJSON凡例フォーマットも規定しています.

 PNGデータタイルマップ仕様概要

解説


データタイルマップ - 解説

作成方法


データタイルマップ - 作成方法

利用方法


データタイルマップ - 利用方法

配信サービス例


 2020年1月6日現在,データタイルマップ仕様準拠を明示してしているサービスはまだありませんが,以下のような既存のサービスはデータタイルマップ仕様に適合しています.

国土地理院 標高タイルPNG形式

 国土地理院は「テキスト形式」及び「PNG形式」の標高タイルを公開しており,これらのうち「PNG形式」はデータタイルマップのPNGデータタイルに適合しています.タイルセットには以下の2種類があります.

標高タイル(基盤地図情報数値標高モデル)
標高タイル(地球地図全球版標高第2版)
上記のタイルはcm単位の標高値を符号付き整数値として保持しています.

国土交通省 「重ねるハザードマップ」データ配信

 国土交通省ハザードマップポータルサイトでは,「重ねるハザードマップ」で使用している洪水や土砂災害に関するタイルデータを公開しており,これらはデータタイルマップのPNGパレットタイルに適合しています.

国土交通省ハザードマップポータルサイト-「重ねるハザードマップ」のデータ配信について

20万分の1日本シームレス地質図

 20万の分の1日本シームレス地質図V2 Web APIのタイルサービスで提供されているレイヤーg(地質レイヤー)のみのタイルはデータタイルマップのPNGパレットタイルに適合しています.

20万の分の1日本シームレス地質図V2 Web API - タイルサービス