図郭コードビューアー 説明
図郭コードビューアーは,国土基本図図郭コードの範囲を表示するページです.図郭コードから範囲を検索する機能もあります.似たようなページが見つからなかったので作成してみました.
図郭コードビューアーを開く
使い方
図郭コード検索
[図郭コード検索:]では4文字~8文字の図郭コードを入力して[検索]ボタンを押すことにより,図郭コードを検索できます.該当する図郭コードが見つかると,地図をその位置に移動します.
旧四次区画の図郭コード(後述)を検索したい場合は,図郭コードからだけでは地図情報レベル500と区別できないので,[旧四次区画(レベル1250)]のチェックボックスにチェックを入れてください.
また,図郭コードから始まるファイル名のファイルを地図が表示されている範囲にドラッグ&ドロップすると,その図郭コードを検索することができます.
系番号
[系番号:]では,表示したい平面直角座標系の系番号を選択してください.[すべて]を選ぶとすべての系が表示されます.
(各系の数字の上にマウスを置くと,対応する都道府県名を表示させることができます)
地図情報レベル
[地図情報レベル]では,表示したい地図情報レベルを選択してください.[自動]を選択すると,ズームレベル毎に適当な地図情報レベルの図郭を表示します.
(各地図情報レベルの文字列の上にマウスを置くと,その図郭の大きさを表示させることができます)
地図上の操作
地図上の図郭の上にマウスを置くと,その図郭コードをマウス付近に表示します.図郭が小さくて図郭コードが表示されない場合や,逆に大きすぎて図郭コードの表示が見つからないときに使用してください.
地図上の図郭内をクリックすると,図郭コードや平面直角座標値,緯度経度などを表示します.
国土基本図と図郭コード
国土基本図は
国土地理院によって作成・整備されている大縮尺の基本図です.国土基本図のファイル名の拡張子を除いた部分は,その図郭の範囲が特定できるように8文字以下の英数字で記述されており,それをここでは国土基本図図郭コードと呼ぶことにします.この図郭コードは国土基本図以外の様々な大縮尺の地図ファイル名に利用され,最近では地方自治体が公開するファイルでも多く利用されています.
国土基本図の図郭範囲と図郭コードは国土地理院が公開する公共測量の「
作業規程の準則」の「
付録7 公共測量標準図式」中で,「国土基本図の図郭」として規定されています.国土基本図の図郭は,平面直角座標系を用いて,原点からの長さ(m)を基準に区切っています.似たものに「標準地域メッシュ」というものがありますが,こちらは緯度・経度を基準に分割しています.
国土基本図の図郭には範囲の広さと地図の詳しさに応じて地図情報レベルが設定されています.
- 地図情報レベル50000 (※付録7にはレベルとしての記述がありませんが,ここでは便宜的にこう呼びます)
- 地図情報レベル5000
- 地図情報レベル2500
- 地図情報レベル1000
- 地図情報レベル500
- 地図情報レベル250
現在の図郭コードが利用される以前は,同様のものが「図葉コード」と呼ばれ,使用されていたようです.図葉コードでは,一次区画~四次区画が定義され,一次から三次までの図郭の範囲は,それぞれ地図情報レベル50000, 5000, 2500に対応します.四次区画は対応するものがありませんが,地図情報レベルを東西,南北に2分割したものなので,地図情報レベルですと1250に相当します.図郭コードビューアでは,それらを旧一次区画~旧四次区画として表示したり,検索したりできます.
2023年6月12日